機械式デジタル時計

現役最年長の電子機器

 アイフェイズ社の製品は以前セイコーに販売をお願いしていた.そのお礼にセイコー製品のすごさについて一言.覚えておられる方も多いでしょうが,写真は文字盤がくるくる廻るタイプのデジタル表示の時計だ.昔の空港の表示板と同じで,変化がわかってしっくり来る.今の計器はいつの間にか表示が変わっていて不気味だ.アイフェイズではプロットに音をつける所以でもある.
 この時計はすごい.とにかく壊れない.手元の時計は1974年に購入したものだ.45年を経て,もちろん現役.単2一個で十分持つし,あまり狂わないし,目覚まし機能も健在.モーターを使っているのに,不思議だ.まだ十数年ぐらいで威張れるものでもないが,パソコン・携帯電話の短寿命が現代的というなら,アイフェイズの装置も長寿命だ..電極部はサンプルに当たるので消耗品だが,本体は頑丈である.トラブルは,USBコード,ACアダプターが各2回あったぐらい.本体のプリアンプも二回あったがパンクは多分入力ミス.で,ときどき「何とかタイマー」を仕掛けたくもなる.いやいや,セイコーの目覚まし(むかしの)を断固目指す.